「 2013年01月06日 」一覧

休職していた人が復職するときの状態

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職している人が職場復帰する人もいますよね。

きちんと復職できる状態でしょうか。

復職前にチェックです。

・出勤と同じ時間に起きられている
・日中活動できている
・業務に必要な作業を集中して取り組める
・業務時間内はそこにいることができる
・病気への対処法を知っている
・どうして心の病に陥っていったかを振り返り対策を立てている
・問題なく通勤できる

最低限はできていてほしいところです。

どうでしょう。

自信がない人もいるのではありませんか?

職場にリハビリプログラムみたいなのがあるところもありますが、基本的に職場はリハビリの場ではない、という認識が必要です。
職場は心の病気に理解がある人だけとは限りません。

「時間短縮勤務から始めるから、しばらくはゆっくり起きて出勤しよう」
ということでは明らかに準備不足でしょう。

また「無理をしないように」と言われていますが、本当に全く無理がきかない状態なら職場復帰は難しいです。

心の病気に陥ったときに「無理しないでやすんでください」と言われて、本当に休むことしかしない人が陥りがち。

自分から積極的にどうやって復職をしていったらよいのか、何をどうやればよいのか知識を得なくてはいけません。

医療機関でただ薬をもらっているだけでは不十分。

「休職中は図書館に」だけではダメです。

きちんとリハビリをして心身共にある程度回復してから職場復帰しましょう。

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