「 2012年11月 」一覧

ベッドでパソコンをみると眠れなくなるかも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ベッドでパソコンをいじったり、スマホをみたりする人が多いってニュースをみました。

どうしてもやってしまいがちなんですよね。

不眠気味の人はやってはいけません。

光刺激ということもありますが、ベッドでは原則睡眠以外のことはしない、ということが不眠解消に良いからです。

ベッドは寝るところなんだよ~、と体に覚えてもらうことが大切なんですね。

それをパソコンやらスマホやら読書やらをしていくと、体がベッドを寝る場所という条件づけが認識しにくくなります。

梅干しを見たら唾液が出てくる、と同じように
ベッドに行ったら眠くなる、としていくのです。

これは本当に不眠への対処としてオーソドックスなものなんですが、知らないでついついやってしまう人が多い印象です。

パソコンはベッド以外の場所で見ましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


効果のあるカウンセリングを受けています?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

自分の受けているカウンセリングが本当に適切な方法なのか、と疑問に思ったことはありませんか?

心の病気に対してのカウンセリングなんかでも学会などが発表しているガイドラインみたいなのがあります。

じゃぁ、専門家のところにいったらそれをまずやってくれるかというとそうではありません。

特にカウンセリングの業界はガイドラインとは違うカウンセリング法をやっているところがほとんどです。

ではカウンセラーの多くがどこを基準にカウンセリング方法を選んでいるかというと・・・

これを言ったら同業者で怒る人がいるだろうなぁ、って思うんですけど・・・ぶっちゃけていいますと・・・

カウンセラーが信じている治療法が優先されます。

要はそれが治療効果がきちんと認められているとかそういうのではなく、大学で学んできたとか、そのカウンセラーの好み、考え方、が大きいわけです。

ですからカウンセリングといってもカウンセラーによって様々なのです。

もちろん、〇〇大学付属病院みたいなところにいってもそうですよ。

推奨されている治療ガイドラインとは違ったカウンセリングが提供されることがほとんどです。

私はやはりきちんと効果が証明された治療法を用いたいと思っています。

そうでなければ相談に来てくれた人に
「なぜこんなことをしなければいけないのか」
を説明できないからです。

普通、専門家のもとにいったら治療効果がある治療法を提供してくれると思っているでしょう。

それがその専門家が信じているとか、好みの問題(極端の言い方をすればですが)ということであれば、う~んって思いません?

自分が受けている治療法が本当に治療法として第一選択肢か。

是非調べてみてください。

もちろん、自分でそれ以外の選択肢を選ぶということであればそれでよいと思います。

参考までに厚生労働省が出している治療ガイドラインのページをご紹介。

ページはこちら。

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県民の日はやっていました

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

昨日は埼玉県民の日でした。

どうやら問い合わせで
「県民の日は営業していますか?」
というものがあるようでした。

今更ながらですが、やってました。

来年も平日なのであれば普段通り営業しています。

私が生まれ育ったところは県民の日が休みということはなかったので、県民の日というものにあまりピンときません。

そもそも埼玉にくるまで県民の日というものがあることすら知りませんでした。

埼玉の人にそれを言うと「全国どこでも県民の日があって休みだと思っていた」といわれます。

県民の日が休日って、埼玉の人はいいなぁ。

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強迫性障害にリラクゼーションは効きません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の治療法でリラクゼーションは効かないことがわかっています。

科学的根拠からすれば抗不安薬の効果も示されていません。

強迫性障害の場合、リラックスしようとしたり、安心しようとすること自体はあまり役には立たないということです。

リラックスすることは悪いことはありませんよ。

緊張の強い時は一息つくことが必要です。

ひどい混乱の時は一時しのぎの薬も必要でしょう。

ただそれで治るということはない(正確にいえばそんな根拠はない)、ということです。

不安を遠ざけよう、安心しよう、という行為は強迫症状を和らげるよりは、悪化させる方向に向かいます。

逆に不安を強くしよう、一時しのぎの安心をやめよう、という治療法が効果を示しています。

行動療法なんかは治療効果からいえば薬物療法よりもアドバンテージがあるとされています。

不安にはリラックス、という思い込みはリスクがあるということを覚えておきましょう。

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インフルエンザ予防接種の豆知識

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

少しずつ寒くなってきましたね。

寒くなるとインフルエンザが心配になります。

予防接種を受ける人もいますよね。

私はインフルエンザになってしまうとカウンセリングができなくなってしまい、多くの方にご迷惑をかけることになるので必ず受けるようにしています。

予防接種をする時期が悩みどころ。

ところでみなさんどこで予防接種受けます?

だいたい内科というイメージがありませんか?

実際はどこの診療科でもやっています(全ての医療機関ということではなく)。

例えば精神科でもインフルエンザの予防接種をやってるんです。

結構知らない人いますよね。

精神科・心療内科に通っている人は自分の通院している病院でやっているか確かめてみましょう。

またインフルエンザの予防接種については医療機関によって料金が違います。

自由診療なのでそれぞれの医療機関が独自に金額を決めています。

どこで受けても同じ料金だと思っていません?

これも知らない人が結構多い。

受診のしやすさや料金など総合的に考えて接種しましょう。

迷ったらかかりつけの医療機関が無難です。

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夜更かしはいけません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

土曜日の夜にこの記事を書いています。

夜の方がなんとなく昼間よりも気分がよいということありません?

いろいろ何かやりたくなってしまう。

しかし、そんなことをしてしまうと生活リズムが崩れるのでやってはダメですよ。

良質の睡眠リズムになるためには寝る30分、できれば一時間前には寝る準備にはいるのが良いです。

落ち着いた音楽を聞いたり、読書をしたり、リラクゼーションをしたり。

当然のことながら寝る前にこのブログをみてはいけません。

刺激的なことは書いていない(はず)のですが、PCや携帯からは光刺激になってしまうので。

どうしても見たい時は(そんな人はいないかもしれませんが)、自分とは関係のなさそうな記事を読むことがおすすめです。

それでも夜に何かやりたくなってしまう人は・・・早めに寝ましょう。

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みんなに好かれようとすると誰も振り向かない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

商売なんかでマーケティングのお話でよくいわれているのは
「みんなに売ろうと誰も買ってくれない」
というものがあります。

「自分の商品のターゲットはすべての人」
とすると、何の特徴もないありきたりの商品になってしまい、誰からも魅力的にうつらないのです。

よく
「30代からのお肌に」
ってCMで流れているのは対象を絞り込んだ方が商品がよく売れるからなのです。

「自分に関係があるかも」と思われるし、特徴がでますからね。

対人関係でも
「みんなから好かれよう」
とする人もいますよね。

そうすると対人場面では無難なことしかいわなくなります。

自分の気持ちを押し殺し相手に合わせるしかなくなる。

相手は自分がどんな人かわからないからなかなか親しい仲になれません。
「何考えているかわかんない」
と言われたりします。

結果としてみんなから好かれようという人は孤独になりがちなのです。

商売でも人間関係でも無難な方向ばかりにいっていると行き詰ります。

よく人と親しくなるには自己開示が必要と言われます。

時には思い切って自分をだしてみるとよいことがある・・・かも。

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過食症の治療は・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過食症の人に対してはなかなか薬が効きないものです。

特効薬はないので、基本的にはカウンセリングを中心に行うこととなります。

これは厚生労働省のページにものっています。

ただ過食症というか摂食障害に薬があまり効かないことを知らない人も多いのではありませんか?

何年間も薬だけの治療になっていませんか?

もちろん背景に抑うつや不眠など別の問題があれば別ですよ。

あと親子関係が問題が摂食障害の原因だと思い込んでいませんか?
そのような治療法は効果が認められていません。

治療に家族のサポートが必要というのと、家族が原因というのとは違うのです。

いろんな患者さんの話を聞いていて、一般の方が治療法に対して正確な情報を得えようとするとかなり困難があるんだなぁって感じます。

情報が多すぎるし、書籍やネットで当たり前のように書いてあることが実は根拠のないことだったりします。

有名な専門家のもとに行っても正確な情報を得られるとは限りません。
私がいうのもなんですが結構専門家というものはいい加減だなぁって思います。

過食症を克服した人のサイトを見てもそれが自分に合う方法とは限りません。

何を信じてよいのかわからなくなってきますよね。

過食症の治療なんかは特にスタンダードな治療を受けている人自体がほとんどいない状態だと思います。

できるだけこのブログでは信頼性のある情報を流していこうとしています。

過食症の人で最近このブログをみた人は過去の記事をぜひ見てくださいね。

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不安が強くなっておかしくなることありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害や強迫性障害、社交不安障害の人には不安に挑戦してもらうことが多いのです。

そこでもよくある質問。

「そんな強い不安におそわれて、気がおかしくなりませんか?」
というもの。

実際はいくら強い不安にさらされても気がおかしくなることはありません。

「気がおかしくなるのではないかと思うくらい大変」
なことはあるかもしれませんが。

必ず不安は低下していきます。

ただ不安が低下していくまでの時間が長いことがあります。

数時間単位であることも。

下手に気をそらそう、不安を下げようと思うと逆に長く続きます。

身に覚えがありませんか?

「ずっと不安が続いていた」
という人でもよくよく聞くと、不安が上がったり下がったりしているのです。

ですからずっと不安が高まり続けて最後にはおかしくなっていく、ということはありません。

理屈ではわかっていても不安なのはごもっとも。

しかし、大丈夫です。

実際にやってみて体で覚えていきましょう。

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良くなるまでの期間はどれくらいか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく聞かれる質問で

「どれくらいで良くなりますか?」

というものがあります。

「人それぞれ」

というのが実際のところです。

そんなことを言ってしまうともともこもないのですが。

ただ何が良くなるまでの時間に影響を及ぼすのかということであれば一つの指標があります。
不安場面でどれくらいの不安から挑戦するかです。

例えば強迫性障害やパニック障害などの不安障害の人がいわゆるスモールステップで不安場面が弱いところから徐々にやっていくとします。

簡単にやれそうなところから、だんだん難しい場面への挑戦していくというやつです。

メリットは
・やりやすい
・最初のうちは達成感が得られやすい

デメリットは
・ちょっとずつやっていくので時間がかかる
・途中から達成感が薄らいでくる
・長期間がんばるので途中で疲れてくる

逆に強い不安場面からやると

メリットは
・なんといっても早くよくなる
・やりきった後の達成感は大きい

デメリットは
・強い不安にさらされる
・結構な勇気がいる

それなりの覚悟できていれば早く良くなるし、
「ちょっとそれはきついな」と思って少しずつやっていけば当然時間がかかります。

どっちの選択がいいかは自分がいつまでに良くなりたいか、どれくらい不安に挑戦しようとする気持ちがあるかによってきます。

教科書的には少しずつやっていくことが推奨されていますが、早く良くなりたければ強い不安から挑戦するという選択肢もありますよ。

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