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選択肢が少ないとよいことがあります

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

選択肢が多いと良い、ということはあります。

カウンセリングでも考えの選択肢を増やしていく練習をしたりします。

しかし、選択肢が多すぎると何をどのように選択していったらどうか迷うことはありません?

日常生活で「何食べたい?」と聞かれるとか。

何か食べたい時に「何食べたい?」と聞かれるのはよいけれど、そうでないときは困りますよね。

「なんでもいい」
と言いたくなる。

実際に心理学の実験で、多くの24種類ジャムを販売しようとした時と、6種類のジャムは販売しようとした時では6種類のジャムを販売したほうが売り上げが良かったのです。

この実験の結果が示すように選択肢が多いって意外に面倒なことも多いんです。

このことを応用するならば「何を食べたい?」と相手に聞くよりは「パスタとお寿司だったらどっちがいい?」と聞いた方が相手が選びやすい、ということもあります。

ただしこれは相手が「なんでもいい」「どうしてよいかわからない」と思っている時に有効で、相手が「こうしたい」と思っているときは有効でないことがあるので注意しましょう。

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