なにもかもうまくいかないと思った時

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

仕事でも人生でも敗色濃厚な時がある。
しかしそれは負けの決定ではなくプロセスである。
むしろ、敗北とは何の関係もない、と考えるべきだ

見城徹

物事がうまくいかない時って、何もかも投げ出したくなります。

それくらいつらいということだってあるでしょう。

何をやってもうまくいかない時、
つらい時に追い打ちをかけるようにつらいことばかり起こってしまう時、
頑張ってもなかなかむくわれない結果ばかり起こる時。

「この先良いことなんてないのでは」
「自分の人生は真っ暗だ」

など、次々にマイナスのことが思い浮かびます。

しかし、この考えは必ずしも現実を反映していません。

人生という長いスパンで見た場合、目の前の物事がうまくいかないことは結果ではなくプロセスと言えるのです。

目の前の勝ち負けはプロセスで、何が勝ちで負けだったかは、ずっと年月が経ってからしかわからないもの。

だから投げ出すことも諦めることもありせん。

感情にまかせて物事を判断せずに、やれることをやっていくことが大切だと思います。

とはいっても、悩んでいる時にこのように考えることはなかなか難しいのも事実。

目の前の結果をプロセスと見て、投げ出さず諦めないってエネルギーが必要で結構大変なことですから。

「そんなことできるか~」としか思えません。

そういう時はとりあえず物事の判断を控える、いろんな判断を置いておく、をやってみましょう。

まずは感情的な判断・行動を避けるのです。

そうすることで冷静に考えられる下地を作ることができることもありますよ。

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