「 2012年03月 」一覧

再発の兆候には

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

3月も終わりになってきました。

症状が改善され、春とともに新しい一歩を踏み出した人が何人もいました。

しかし、良くなったとしてもしばらくは油断しないことが肝心です。

気分や不安の波は必ずあります。

自分なりの再発の兆候はおさえておくことが必要です。

ダメになりそうな時、身体、考え方、行動などはどうなっていくのかは最低限チェックしておきましょう。

もちろん、その時はどうしたらよいかも、事前にわかっておくことも重要です。

カウンセリングを受けている方はそのあたりをやるのでわかっているのですが、そうでない人は、必ず再発の兆候とどうすればよいかの対処を理解しておきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


交渉するのはいつが良い?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ランチョンテクニックって知っていますか?

食事をしながら人と交渉するとうまくいきやすいのです。

食事=快楽ということができ、一般的にはポジティブなもととらえられます。

食事とその時の話した内容が結びついて、話した内容がポジティブに感じられるそうです。
パブロフの犬の原理と似ています。

ランチョンテクニックは心理学実験で確かめられています。

政治家さんが料亭とかで何かやったり、企業などで接待をするのはその効果を狙っていると言えます。

世界中で行われている有名なテクニックですね。

ということは、何か交渉したい時は食事中にすると良いことになるのです。

しかし私の場合、学会などで製薬会社さんが主宰するランチョンセミナーに何回出ても、主催した製薬会社さんを思い出せません・・・。
セミナーの内容も・・・。
もの覚えが悪い私にはランチョンテクニックは効きにくいのでしょうか・・・。

まぁ、いろんな要因があると思いますので絶対効く!ということではありません。

理屈としては、おいしくない食事が出たら逆効果になるのでご注意を。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


躁状態のエピソード

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病だと思って、お薬を飲んでいても、なかなか良くならない人の一部に双極性障害(躁うつ病)の人がいます。

気分が落ち込んでいる時期と妙に元気になっている時期がある人です。

躁状態の時は調子が良いと思っているので、なかなか精神科受診に結びつかなかったり、主治医に対して「大分よくなりました」という報告をしてしまうことがあります。

双極性障害かなっと思った時は、生活史を振り返ってみるとそれらしいエピソードがあることがあります。

例えば
・学生時代に自転車で日本一周いってきた
・眠らなくても平気な日が続いたことがある
・買い物で借金がふくらんだことがある
・あちこち仕事に手をつけて休日も仕事をしている
・ハイテンションになり、話し続けたら止まらない
・急に攻撃的な発言が増える
など。

これらの症状があったからといって、双極性障害であるということではありません。

ただ、うつ病治療をしていてなかなか良くならない人で、当てはまる場合は一度主治医に相談してみてもよいかもしれません。

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昼寝はほどほどに

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日は日曜日。

ついつい休みの日はお昼寝をしてしまう私です。

企業なんかでも、昼寝を推奨しているところが多いみたいですね。

昼寝をすることで仕事の効率が上がることがもあります。

しかし、不眠で悩んでいる人は注意となります。

以前も書きましたが、昼寝をしすぎると夜眠れなくなる可能性があるからです。

昼寝は15時前の30分以内としてください。

どうしても眠い時は、横にならない、外出する、何かを飲む、誰かとはなす、あとは・・・気合いです。

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言うことを聞いてほしければその前に褒めましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

褒めることが大事と言われています。

人は褒めなきゃ育たない。
褒めることで信頼関係がうまれます。

わかっちゃいるけれど、悪いところばかりに目がいってしまう。

それでも褒めることは大事です。

こんな実験があります。

小学生を対象に以下の3つのグループにわけて、足し算の問題を解いてもらいました。
①成績に関係なくほめる
②成績に関係なく叱る
③何も反応しない

結果は①のグループが成績が伸び続けました。
②のグループは途中までは伸びました停滞、
③のグループは変化なしでした。

褒めるって「わざとらしくて嫌」って言う人もいますよね。

実は嘘の称賛でも効果があることが実験で確かめられています。

嫌みっぽい、セクハラめいたことでなければ、褒めてマズイことはあまりありません。

人間は信頼できる人の話は受け入れやすいもの。

相手に言うことを聞いてほしい時は、日頃から相手を褒めて信頼関係を気づくことが大事なのです。

今日から家族・友人・同僚など一日一回は褒める練習をしてみてください。

結果はでないけれどがんばっているところ、普段から当たり前のようにやっているけれど大変なこと、その人が密かに主張しているところ、などを褒めると良いかもしれません。

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本当の自分の見つけ方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

君の中には、君に必要なすべてがある。
「太陽」もある。
「星」もある。
「月」もある。
君の求める光は、君自身の内にあるのだ。

Hermann Hesse

この言葉は本を読むということはどういうことなのかを言っていることの一部分ですが、この一部分だけを抜き出して勝手に拡大解釈して「自分探し」について書いてみます。

よく「本当の自分探し」をしている人がいますよね。

若い方で多いと思います。

自分に自信がない人がやりがちです。

しかし、いくら「本当の自分」というものを探しても見つからないでしょう。

そんなものはどこにもあるはずはなく、すでに自分の中にあるものです。

今、現在のあなたが本当の自分であるので。

ですから自分探しというのは、ある意味で自己否定をしていたり、現実逃避をしているともいえるわけです。

否定ばかりしていたら前向きな答えも、自信もついてこないのは当然。

まずは現状の自分を自分が認めてあげるということが大切なのです。

結論としては・・・本当の自分探しをやめることが、本当の自分を見つけることにつながる、ということです。

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ホワイトデーのプレゼントの効果をあげるためには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日はホワイトデー。

駅ナカではケーキやお菓子を買い求める男性で前に進めないくらいでしたね。

当日に買う人が多いのですね。

バレンタインデーのお返しをした人も多いではありませんか?

お返しといえば、以前に紹介した「返報性の原理」。

「返報性の原理」というのは、他人から何かしてもらうとお返しをしなければならない、と思ってしまう人間の傾向のことです。

そういう意味ではお目当ての男性がいた場合、バレンタインデーの時にあげておくと、返報性の原理が働いてなにかをもらえるということになります。

心理学の実験では、このプレゼントの渡し方が返報性の原理を高めると、いわれています。

実験の一つとしてレストランに行った帰りに、店員からお口直しのキャンディを渡して、チップの違いを調べるものがありました。

当然、キャンディを渡した方がチップが多い結果となりました。

さらにキャンディを普通に2個渡した人よりも、一個だけキャンディを渡した後、テーブルから離れるそぶりをみせて、戻ってきてさらにもう一個キャンディを渡した方がチップが多い結果となったのです。

つまり意外性のあるプレゼントをした方が、効果が高いと言えるのでしょう。
自分ではなく「相手にとって意外性がある」ということが大事です。

もうホワイトデーが終わる時間ですが、これからプレゼントを渡す人は、ちょっとしたサプライズをしかけながら渡して、相手に何かをお願いすると、言うことを受け入れてくれる・・・かもしれません。

もちろん、そのサプライズが相手の気に入らないものであれば逆効果ですが・・・。

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埼玉県さいたま市で精神科・心療内科・カウンセラーを探す

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

これから引っ越しのシーズンですね。

季節の変わり目は不安定になりやすいとも言われています。

気をつけてくださいね。

また進学や就職、異動などで引っ越す人も多い季節です。

新たな場所で精神科・心療内科を探している人もいるでしょう。

どこの医療機関が良いかはなかなかインターネット上ではわかりにくいものです。

口コミに書かれるのは悪口が多いですからね。

合う・合わないがありますので、まずは受診してどんな先生かを確かめた方が良いでしょう。

同じ医療機関でも色んな先生がいますので。

不安なことについて、怒らないで話し合ってくれる先生がお勧めです。
当たり前のようですが、重要なことです。
聞きたいけれど、こんなこと聞いたら機嫌悪くなるかなと思って聞きたいことを聞けないってありませんか?

話をじっくり聞いてほしい、薬物療法以外の方法知りたいというときは、カウンセリングを希望してください。

ちなみに浦和すずのきクリニックのカウンセリングは、他のクリニックを受診しながら、カウンセリングだけ受けに来ても大丈夫です。

認知行動療法を受けたい、他で認知行動療法を受けたけれどあまりしっくりこなかった、という方は一度相談に来てみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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横になっても眠れない時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

以前も書いたことがあるのですが、大事なことなのでもう一度書いてみた方が良いものを。

不眠で悩んでいる人が、
「眠れなくてもベッドで横になるだけで休まっているので良いだろう」
と思っている人いませんか?

これは間違いです。

もっと眠れなくなります。

寝床で眠れないことが癖になると、寝床=眠れないところ、となってしまうのです。

このためベッドで眠れないまま横になり続けるのは、不眠のもと。

眠れない時は寝床から出ることが正解です。

「寒いし、でたくない・・・」
と思うのはごもっとも。

なかなか難しいんですよね。

難しい人は防寒具をおいておくなど、対策が必要です。

寝床から出た後は、読書・音楽を聞くなど、やることを決めておくと良いでしょう。
起きてから「何しようかな」とならないでおくと安心です。

眠れない人はコツコツ不眠対策をしてみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


過換気症候群かな?と思った時の対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過換気症候群の方で、口に袋をあてている方いません?

ペーパーバックという方法です。

やっている人は気をつけてください。

現在では推奨されていません。

本当に。

その理由として様々な医学的要因はあるのですよ。

過呼吸が起こったら本当に過換気症候群か?他の病気の可能性は?ペーパバッグは本当に有効か疑わしい(科学的根拠はあるの?)、ということなどなど。

あとペーパーバックによる死亡例も報告されています。

このため現在ではペーパーバッグは推奨されていないのです。
医療スタッフの中でも知らない人がいるのが現状ではないでしょうか。

自分で対処するための基本的な方法としては、ゆっくりとした腹式呼吸をするなどがあります。
またパニック障害の方で過換気の方は、認知行動療法などの方法もあります。

過呼吸でお悩みの方はペーパーバッグなど自己流の対処をせずに、医療機関を受診してください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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