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育児は楽しくなければならない?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく芸能人が子どもを出産した後、「育児が楽しい」と言っています。

子育て中のお母さん達の中には、そのような芸能人のはなしを聞くと「育児を楽しいと思えない私はダメ」と落ち込んでしまう人が結構います。

育児雑誌にはバランスの良い食事、上手なしつけの仕方、効率のよい家事の仕方などが書いてあります。
読書が実際にやっているのをのせていたりします。

そういう本を見ると「自分は普通以下にしか育児をできていない」と自分を責めてしまう人もいます。

こういう自分を責める人って、ある人がいいところがあると「みんなそうなんだ」と、過度に一般化していることがあります。
あと、自分が出来ているところは「こんなことはできていて当たり前」と思ってしまう。
そうすると自己否定ばかりになってしまいます。

育児は楽しいこともあれば、苦しいこともあります。

しつけはうまくいくときがあれば、うまくいかずイライラする時もあります。

家事だっていつも完璧ばかりであるはずもありません。

そんな感じの人は、自分の考え方の癖に気づき、現状の自分をまず自分が認めてあげて、自分ができていることを意識してみて下さいね。

それができない場合は、周囲や専門家に助けを求めてみましょう。

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