わかってくれない夫

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

昨年は震災の影響からか「絆」という言葉を色んなところで聞きました。

絆を求めて結婚したいと思った人が増えたとか。

ただ離婚した人も増えたという報道もあり、どっちが本当かわかりませんね。

一人よりは二人。
そうすれば色々あるけれど、孤独からは抜け出せそうと思うのかもしれません。

確かに結婚にはそのような側面があるのですが、逆に孤独感が増すこともあります。

例えば、夫に悩みをうち明けても
「そんなの誰でもあるよ」
「どうしてそんなにマイナスのことばかり考えるの?」
「気晴らしでもしたら」
「マイナスのことばかり考えるなんて暇なんじゃないの?」

など言われ、「言わなきゃよかった・・・」と思う時。

周囲に相談すると
「どこの夫婦だってそうだよ。うちなんかね・・・」
と言われる。

夫に言ってもダメ、周囲に言ってもダメとなると八方塞です。
そうすると近く誰かがいても、誰にもわかってもらえない孤独に悩まされます。

誰もいない孤独もつらいですが「近くに誰かがいるのに孤独」というのもつらいものです。

そこから抜け出すためには、今自分が陥っている悪循環に気づく必要があるでしょう。

・どうせ話してもムダだと思っている、
・表現の仕方が下手、
・考えがこりかたまっている、
・あなたの近くにいる援助者に気づいていない

など悪循環の要因が色々考えられます。

悪循環に気づいてくると、解決策が見えてくるものです。

まずは自分の悪循環を振り返ってみてくださいね。

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