パニック発作の解釈の仕方

臨床心理士の鈴木です。

皆さんは動悸が起こったらどう思うでしょうか?

普通は「ドキドキしてるな」程度でしょう。

これがパニック障害になると「発作の前兆では」「心臓発作では」「倒れてしまうのでは」と思うかもしれません。

他にも「気が狂ってしまうのでは」「大声でさけんでしまうのでは」など。

このようにパニック障害の方は体の感覚に対して誤った解釈をしてしまう傾向があります。
実際には発作によって「気が狂う」ことはありません。

そのような解釈をしていると「今度もそうなるのではないか」と予期不安がおこり、予期不安自体が動悸や息苦しさを伴うので悪循環を引き起こします。

パニック障害で悩んでいる方は
①パニック発作に対する解釈の仕方が状態の悪化・持続をさせている可能性があること
②発作の時に起こる身体症状は不快ではあるけれど、危険なものではないこと

を理解しておく必要があります。

ただ多くの方はこのことを理解しても「怖いものは怖い」と思うわけですが・・・。
怖さに関しては対処方法はありますのでご心配なく。

まずは症状に関する知識をもつことが治療の第一歩です。

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