悩んだ時、決断に迷ったら

臨床心理士の鈴木です。

何か悩んだ時、基本的には「変化」か「現状維持」を選ぶことになります。

例えば心の病になった時、精神科に受診しようと思えば「変化」となります。
何もしなければ「現状維持」となるでしょう。

カウンセリングで不安なことを練習しようとするときに、実際の場面で不安で練習しなかった場合は「現状維持」となり、練習した場合は「変化」となります。

「変化」を選ぶことは不利益を伴います。
苦痛が伴うかもしれませんし、変化しようとしてもうまくいかないかもしれません。

「変化」には利益も伴います。
もしかしたらうまくいって、あなたが望むような人生にすすんでいけるかもしれません。

「現状維持」も同じく利益と不利益があります。

どんな時でも最低2つの選択肢があるものです。
「こうしなければならない」「どうせやってもムダ」「自信がないからできない」と考えている時でさえ。
「どうせやってもムダ」と思って行動しなければ現状維持となり、そのように思っても行動すれば変化となるでしょう。

何か不安なことに挑戦しようとしている時、何かを変えたい時、それは変化しようとしていると言えるでしょう。
「変化」によってあなたが得られる利益と不利益を考えてみましょう。

「現状維持」を選択した場合でも、その利益と不利益を考えてそうしたのならそれは一つの決断です。
一応「一生そのままでも良いのですか?」とも考えてみましょう。
「嫌だ」というのなら「いつまで現状維持でいますか?」と問いかけてみましょう。

さぁ、あなたは変化を選びますか?現状維持を選びますか?

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