うつで休職中の過ごし方―症状の管理

臨床心理士の鈴木です。

うつで休職中しているとき、多少やる気が出てきたら、自分の体調の記録をしてみるとよいでしょう。

例えば、何時頃に何をしていて、どんな気分であったかなど。
かなり大雑把で大丈夫です。

どんな時に体調が悪くて、どんな時によいかなどがわかります。
それがわかると、どんな時に何をすればよいのかわかってくるので、うつの再発予防になります。

特に認知行動療法をやっている、またやろうしている人には有効な手段となります。
その記録をもとに行動を分析して、どのような行動をしたらよいか教えてくれるでしょう。

また主治医に見せると症状をより正確に把握できるので、適切な治療のための判断材料となります。

ただ難点としては「記録は面倒」ということ。
結構地道な作業です。
一人でやると挫折する人が多いです。

対策としては、簡単な記録からはじめるか、仲間とやるか、専門家のもとでやると、続けられる人もいます。

注意点があって「うつ」と診断されていながらも、双極性障害(躁鬱病)である場合も。
そのような人は「うつ」と「躁」の状態の記録が必要となります。

記録用紙はうつ病関係の書籍にだいたいついています。
しかし、その内容は様々です。
結構面倒なものもあります。
面倒な方は専門家に相談すると自分に合った記録の付け方を教えてくれるでしょう。

まず自分にできそうな記録から始めてみると症状の自己管理ができますよ。

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