「 2009年01月23日 」一覧

第6回相談機関選びのポイント-その他のポイント

臨床心理士の鈴木です。

第6回相談機関選びのポイントです。

今回は「その他のポイント」についてです。

①料金体系
都市圏を中心に、カウンセリングは保険が使えない自費診療となっているところが多くなってきています。
都市部へ行くほど料金は高くなる傾向にあります。
例えば埼玉と東京では東京の方が高いことが多いと思います。
ただ、料金が高いほど良いというものではありません。
同様に安ければ良心的、ということでもありません。
美容院と同じようなものですね。

②時間、曜日
営業時間帯も大きく違います。
時間で言えば、朝早くというところはあまりありませんが、夜遅くというところはあります。
大きな病院では土曜日にお休みのところも多いのですが、クリニックやその他の相談機関では、土曜日に営業していいるところが多いかと思います。
自分のライフスタイルを振り返ってみると良いでしょう。

③カウンセラーがいつ勤務しているか
医療機関を中心にカウンセラーは非常勤が多いということもあり、曜日担当制となっていたりします。
カウンセリングの場合、患者さんが希望しない限り、一人のカウンセラーのみとカウンセリングを継続していきます。
このため曜日選択の幅が狭いと、不便となることが多々あります。
柔軟に曜日選択したい方は、常勤勤務でカウンセリングを毎日しているカウンセラーがいる機関をお勧めします。

④家族の扱いについて
家族がカウンセリングに一緒に入ることが可能であるところと、拒否する相談機関があります。
これはカウンセラーの考え方やそれぞれのケースによります。
必要ならば問い合わせてみましょう。

⑤結局どの機関にいくか(カウンセリングについて)
大学病院、病院、クリニック、民間の相談機関と色々あります。

大学病院や大きな病院では大抵入院設備があり、職員数も多く研究機関であったりするので最先端の様々な取り組みをしていることが多いと思います。
しかし、クリニックだから最先端の治療が受けられないということもありません。
また、何となく大学病院や大きな病院に行けば認知行動療法が受けられるというイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
私のところにも、大学病院などからカウンセリングを受けるために紹介されてくることが結構あります。

民間の相談機関は希望すれば気軽にカウンセリングが受けられるというメリットがある反面、怪しげなところも多く、ややリスクも高くなるかもしれません。
紹介してくれる人がいなければ、クリニックや病院と提携しているカウンセリング機関が無難だと思います。

結局のところ大きな機関に行こうが、小さな機関に行こうが「誰にあたるか」がポイントになってしまうのは否めません。
しかし、どこに行ってよいか相談できる方がいない場合、一つのヒントになるかと思います。
自分に合ったカウンセラーを見つけてみてください。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
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