2012年05月08日

変化というストレス ~五月病を乗り切るには~

今年の長かったゴールデンウィークが終わり、普段の生活に戻ってきた頃でしょうか。

この時期にはやる気がおきなかったり、ゆううつになったりという、昔から俗に「5月病」といわれるような状態になる人もいます。(5月病というのは医学の診断名ではないようです。医学では「適応障害」が当てはまるかもしれません)。

4月は1年の中でも特に変化の多い時期で、新年度として新しい環境や人間関係のもとで生活する機会が増えますが、そのような新しい環境での役割にうまくなじめず、ストレスを感じていることでこのような状態になると考えられています。

このような時には、できるだけ睡眠と食事をしっかりとり規則正しい生活を送ることや、運動すること、自分が好きなことや得意なことをすること、信頼できる人に愚痴を聞いてもらうことなどが大切です。

自分の好きなことをすることは単に気分転換になるだけではありません。役割が変化する時期には、今までの自分のやり方がうまく通用しなくなることが多いといえます。好きなことや得意なことを通じて、自分にもできることを確認していくことで、自分への信頼感を高めることが出来ます。

また変化には、今までの役割の喪失という側面もあります。変化する前の生活の良かったところ・悪かったところとともに、新しい役割の良い面・大変な面を、信頼できる人に話しながら見直すことで、バランスのとれた見方が出来るようになります。

なおストレスとなる変化には、「死別」「離別」「解雇」などのような一般に望ましくないと考えられているものだけでなく、「昇進」「進学・就職」「結婚・出産」などのような、一般に望ましい変化と考えられているものも含まれます。

最近なんらかの生活や役割の変化があり、現在不調を感じている場合には、このようなことが当てはまるかもしれません。気分の落ち込みなどがあまりにひどい場合には医療機関の受診をおすすめします。


参考文献
水島広子 対人関係療法でなおすうつ病 創元社 
野村総一郎 スーパー図解 うつ病 法研 

2012年04月20日

新年度を迎えて

花びらの絨毯が出来るくらいに桜も散って、鮮やかな緑が少しずつ映える季節になってきましたね。
二月のような寒さになる日もありましたが、近頃は日中背中に陽を当てていると、じんわりと温まってきて心地よくなってきます。

春の訪れについて、「三寒四温」という言葉がありますね。
これは、三日寒い日が続いたあと四日温かい日が続き、また寒くなる。という繰り返しのある、春という季節を示していますが、こころの回復プロセスを表す言葉としても使えるときがあります。
たとえば、頑張り屋タイプの方などは、もともとどんなことにも真面目で丁寧に取り組むところがあり、それが高い評価につながっている面があります。ところが、一途に力の限りやりきろうとするところもあって、そのためにヘトヘトになってしまうこともあります。そんな状態から回復するために休息を取っても、少し元気になるとつい頑張りグセが頭をもたげてきて、良くなった分を使い果たしてまたぐったりしてしまう、というパターンはまりがちです。

そんなとき、三寒四温という言葉を使って、徐々に元気を回復させていく生活パターンをお勧めする場合があります。
身体や気持ちの春が少し見えても、冷え込みが起きてしまうことが考えられますから、回復に一喜一憂しすぎず、ゆっくりおっとりとした心構えで行動していくための方法を一緒に話し合っていくのです。そして、そうしたことを繰り返していくと、いつの間にか春のような状態が訪れていた、ということが起きているものです。

新年度を迎えて、入学・入社や移動などでこの春から新たな環境に臨んでいる方々も多いでしょう。
覚えなければならないことや、新しい人間関係づくりなどに懸命で手一杯になっていませんか。
気が張っているうちは緊張や不安にも気づきにくいものですが、これからGWなどの長期休みをはさんで気が緩むと、疲れが自覚されたりするものです。また、たとえそのあと頑張れたとしても、夏までのあいだに頑張りが続かなくてバテてしまうことがあるかも知れません。
そんな風になる前に、三日頑張ったら四日休むくらいの心持で、自己メンテナンスを心掛けてみてはいかがでしょうか。

2012年03月28日

こころの健康講座を行いました。

3月9日に鷲宮総合支所にて、鷲宮保健センター主催『こころの健康講座』を行いました。
平日にもかかわらず、51名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

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講座のテーマは『身近な人への気持ちの伝え方、受け止め方』です。

みなさんは、言いたいことがあるのに、どうもうまく伝えられない、
遠慮しすぎてしまったり、強く言いすぎてしまう、といったことはありませんか?

講座では、日常生活の中でよくあるコミュニケーションの2パターンを示し、
どのようにすると伝わりやすいのかをお伝えし、練習しました。

会場のみなさんは楽しみながら考えたり、練習していたように思います。

アンケートから、「自分の生活の中での会話を少し変えてみようかな、と思った」
「近頃このような場面が多くなってきたのでとても参考になりました」
といった感想をいただきました。今後の参考にさせていただきます。

今後もこうした機会をもち、地域の皆様のお役にたてればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

2012年03月05日

震災と絆

東日本大震災からもうすぐ1年が過ぎようとしています。この災害にあたって、「絆」の大切さが再認識されました。

この絆という言葉、元々は出家しようとする人を俗世に繋ぎとめようとする、親や友人との関係などのことを指していたようです(河合隼雄「紫マンダラ」)。つまり、ある種の超越的なものとつながろうとする人を妨げる働きのように捉えられていたようです。時には出立を阻んだり、様々なしがらみにもなりかねない人間関係ですが、改めて絆は大切なものと人々の間で共有され、、2011年の今年の漢字にも選ばれています。

今回の震災では、人々の日常に突然非日常のものとして、ある意味超越的なものとして地震、そして津波が割り込んできました。さらに原発の問題があります。中沢新一が、原発までは人は神とあがめられるような太陽の恵を間接的に、石油などを利用することでエネルギーを得ていたのが、原発は核分裂する太陽、つまり神をそのまま地上に持ってきたようなもので、神を人間が囲い、人間のために働かせていたようなものだ、というようなことをいっています(中沢新一「日本の大転換」)。(このことは心理学的なできごとともパラレルです。例えばギリシャ時代に人間を取り囲んでいたアポロンやディオニソスが、理性や熱狂など、人間の機能として、人間の内に囲まれる、という構造の逆転が、心理学的にも起こっています。)

日常を壊すものとして突然割り込んできた震災、それはある意味で超越的であり、日常の生活に意味を見出しにくくなることに繋がりかねません。でもそこに絆の大切さが再認識されたことは、日常を、現在の生活を再び取り戻そうとする自己治癒的な働きが、自然と起こってきたということなのかもしれません。

2012年02月24日

不安にのみこまれないために

少し前にはなりますが、1月11日のNHKためしてガッテン「不眠ストレス緊張撃退 1日15分脳の簡単脳トレ!」で不安について取り上げていました。

バンジージャンプの実験から、不安を無理に押さえつけようとしたり、不安を引き起こす原因から目を背けようとしたりすると、一時的には不安が下がるものの結果的にはかえって不安が巨大化してしまうことが示されていました。

不安の鍵を握るのは人や他人の心を客観的に見る昨日を持っている「背内側前頭前野」で、番組では「客観視くん」と呼んでいました。
そもそも私たちの頭の中には普段から様々な不安の種が転がっていますが、普段は特に気にせず生活しています。何かきっかけがあると「客観視くん」がその種に注目し、私たちはそれを不安と認識します。つまり不安は私たちに不安を知らせる警報装置であり、通常20分~30分程度でおさまります。

しかし、お酒などで無理に気持ちを押さえ込んだり見ないようにしたりすると、背内側前頭前野の機能が弱まり、自分の心を客観的に見られなくなるため、不安の種についてどんどん考え込んだ結果、自ら不安を巨大化させてしまうのです。

不安を巨大化させないためには、背内側前頭前野を鍛え、心を客観視する練習をすることが大切です。座禅などのめい想に効果があることが明らかになっているようです。

すぐに取り入れられるエクササイズとしては、
①楽な姿勢で軽く目を閉じ、小川を思い浮かべる。そしてその小川に葉っぱが流れている様子を思い浮かべる。自分の中に湧きおこる感情や思考など、を葉っぱに乗せて川に流す。どんな葉っぱでも、何枚でも、途中で岩にひっかかったり沈んだりしても構わないので、無理に流そうとせず、心の赴くままに思い浮かべる。

②不安から抜け出せない時、感情に「・・・と、思った」とくっつける。
 例)「自分はダメな人間だなぁ・・・と、思った」

が挙げられていました。

立ち止まって自分を心の中を見つめる機会ってなかなかないですよね。
不安で身動きが取れないなと思った時には、試してみてください。

詳しくは番組ホームページに掲載されていますので、そちらもご参照ください。

2012年01月14日

きちんとした服装の効用

「気分一致効果」というのがあります。

これはたとえば良い気分の時にはよい思い出が浮かんだり、
前向きな考え方をするようになること。
逆に良くない気分の時には嫌な思い出が浮かんだり、
後ろ向きな考え方をしてしまうというようなことで、
その時の気分と一致する記憶や判断が促進される、という効果です。

そうすると、なるべく良い気分でいる方がよさそうですが、
気分が良くないときにはどうすればよいでしょうか。

ひとつには、気分がよくないときこそ、
「きちんとした服装をしてみる」ということがあります。

気分一致効果を考えると、気分がよくないときには適当な服を着たり、
暗い色の服装をどうしても選んでしまいます。
それはそれで気分が落ち着いたりするので大事なことなのですが、
そういうときに明るい色の服を着たり、きちんとした服装をしてみると
気持ちも明るくなったり、きちんとしてくるということもあります。

制服や式典などできる服装にも同じような効果があると言われます。
たとえば病院であれば、医師や看護師さんが白衣を着ると、
少しくらい気分がよくなくても気が引き締まるそうです。

結婚式では礼服を、お葬式では喪服を着ることで、
おめでたい気分や悲しく厳粛な気分を演出しているのかもしれません。

家にこもりがちでどうも気分がよくないとき、一日中寝間着でいると、
やはり気が滅入るものです。そういう時は、たとえ外出しなくとも
顔を洗ってひげをそり、人前に出るような服に着替えて、
しわのないシャツなどを着ると、シャキッとしてくることは私もよく経験します。

あまりに具合の悪いときには無理は禁物ですが、
気分と反対の服をきてもよさそうに思えるときには、一度試してみてください。

2011年12月26日

学んだことを忘れにくくするには

心理分野では常識となっているような事柄も、その他の職種の人には(近接領域で働いていても)意外に馴染みがなくて全然知らない、というようなことがあって時折驚かされることがあります。
エビングハウスの忘却曲線、というのもその一つです。

エビングハウスの忘却曲線というのは、ドイツの心理学者エビングハウスが自分を被験者とした実験から見出したものです。無意味な音節の記憶について、横軸に時間、縦軸に覚えた音節の保持量とを曲線で描きました。結果は、最初の20分で急激に保持量が下降するものの、その後は水平な一定の水準を保つなだらかな下降曲線を示す、といったものでした。20分後、1時間後、1日後で覚えたことの半分以上が抜け落ちます。
問題点も含んだ研究ではありますが、エビングハウスの導き出した結果から単純に言えるのは、「人は必ず学んだことを忘れるもの(写真記憶というような特別な能力を持っている稀な人は別として)」だということでしょう。そのため、忘れにくいように記憶に残していくには、適切なタイミングで復習をすることが必要になってきます。このとき、適切なタイミングとして、脳科学者の池谷裕二さんは翌日・その1週間後・さらにその2週間後・3回目の復習の1ヶ月後の計4回を挙げています。脳科学をさらに応用すると、忘れにくくする方法には他にも、興味を持って学ぶ、睡眠前に学ぶなどなど様々あるようです。

センター試験まで1ヶ月を切り、ひとまずの追い込みにかかっている受験生の方も多い時期でしょう。
使い古された言葉ですが、新しい問題集に手を出していたずらに不安を呼び起こすよりは、これまでの問題集を繰り返し復習して知識の定着を図る、といった戦略をとったほうがよっぽど精神面でもよいかと思います。

参考文献
心理学辞典 1999 中島義明ら 有斐閣
受験脳の作り方 2011 池谷裕二 新潮文庫

2011年12月19日

クリスマスツリー

もうすぐクリスマスですね。カウンセリングオフィスクローバーリーフのある、すずのき病院、すずのきメンタルケアクリニックにも、クリスマスツリーが飾られています。

このクリスマスツリーですが、元々は北欧のゲルマン人が、夜の一番長い冬の日に、光の再来を願って森で木を燃やす、というのが起源になっているようです。それがキリスト教と混じって、光の神様の再来、という意味を持たされるようになったようです。習慣があったのはもう少し前のようですが、実際のクリスマスツリーが文献にあらわれるのは17世紀になってからのことです。

このクリスマスツリー、心理学者のユングが、どういう象徴かということをいっています。上にあげたような、光の再来、意識性の高まりの象徴、というようなことになると思いますが、実際にそれを考えて儀式を行っていたというのではなく、クリスマスツリーを飾ること自体が考えになっていたというようなことをいっています。足し算を頭の中で行うのではなく、実際にリンゴを置いてみて計算するようなものです。今のようにイルミネーションが一般的ではなかった時代、ほとんど月明かりだけの時代に、クリスマスツリーの明かりは今とは違った感動を呼び起こしたでしょうし、それから段々日が長くなるというのは、人間の行為と外界が結び付いているようなものとしても体験されていたのかもしれません。

ところで、ユングの考えを発展させた、ギーゲリッヒという心理学者が、クリスマスツリーが象徴していた意識性の高まりというのを、現代人はすでに達成してしまっていて、行為によらなくても概念でモノを考えることができるし、現代人はクリスマスツリーを楽しむために、逆に部屋の明かりを消さなくてはいけない、というようなことをいっています。クリスマスツリーは進歩を象徴していたのが、逆にノスタルジーの象徴になってしまっていて、象徴が失われてしまったことの象徴になっている、というようなことをいっています。(Giegerich.W. 2010 The Soul Always Thinks: Collected English Papers. Spring Journal Books.)

普段何気なく見ているクリスマスツリーも、いろいろ考えてみると面白いかもしれません。
でもクリスマスツリー、きれいですよね。

2011年12月09日

知能ってどんなもの?

頭がいいとか悪いとか、そういった表現は日常的によく使われますね。
知能、といえば一般的にはそういったイメージなのだと思います。
では、その知能とは一体どういうものなのでしょうか?

知能と一口に言っても、実は知能にはいろいろな種類があります。
知能の考え方ついては諸説あり、未だ研究途上の部分も大きいですが、
最近では、「情報処理」の観点で捉えるのが代表的な考え方の一つです。

パソコン等で例えるとイメージがつきやすいと思いますが、情報処理過程は大ざっぱに言うと、
入力→統合・貯蔵→出力
の3つの段階に分けられます。
①入力
情報には耳からなのか、目からなのか、言語なのか、それ以外のあいまいなものなのかなど、いろいろなパターンがあります。
どんな情報が取り込みやすいのか、また一度に入る情報の量なども人によってさまざまです。
②統合・貯蔵段階
情報の全体をざっと把握して一度に処理するのか、プロセスを追って順に処理していくのか。言葉で処理するのか、視覚的なイメージを利用するのか。入力された情報を処理するのに利用する助けとなる記憶(知識)がどれくらい、どんな形で貯蔵されているか。そしてその貯蔵された記憶からどう必要な情報を検索するか。本当にさまざまな要素があります。
③出力
言葉による出力では、長い文章で詳しく表現する能力、短く簡潔に応える能力とでは違います。また作業も出力の一つですが、作業速度や正確さ、なめらかさなどさまざまな要素があります。

知能とはここに書ききれないくらい、いろいろな要素が絡み合っているものなのです。
重要なのは、高いか低いかではなく、何が得意で何が苦手なのかを把握することです。
それによって、例えば新しいことを学ぶ時、書いてあるものを文章で読むのがいいのか、図解されるとわかりやすいのか、
それとも耳で聞くのが一番いいのか、など自分にとって一番やりやすい方法を知ることができます。

行き詰った時には、どんなやり方であればやりやすいのか、見直してみるといいかもしれません。
自分の苦手なことに困っている方は、カウンセリングで一緒に考えることもできますので、ご相談ください。

2011年11月16日

意志を強くする方法 -「西の魔女」から学ぶ-

「意志が強くなる方法を教えてください」と先日ある方に訊かれました。

梨木香歩さんの、「西の魔女が死んだ」という小説をご存知でしょうか?

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とある事情で中学校に行けなくなってしまった、主人公のまいは、
ひと月あまりを「西の魔女」(母方のおばあさん)のところで過ごします。
まいは感性や感受性がとても豊かな少女です。

イギリスの生まれの、少し変わった、でもとても素敵なおばあさんは、
まいと生活を共にしながらいろいろな話をします。
その中に「意志の力」を強くする方法が出てきます。

おばあさんによると、意志の力は「自分で決める力、自分で決めた
ことをやり遂げる力」です。なので鍛える方法は一見割と単純です。
それは「自分で自分のことを決めて、それをやり遂げる」こと。

まいは自分で起きる時間や寝る時間を、おばあさんと一緒にやる
掃除と洗濯から、勉強や読書まで自分でやることを決めて過ごすことにします。

「おばあちゃん、意志の力って、後から強くできるものなの?
生まれつき決まっているんじゃないの?」と聞くまいに、
おばあちゃんは答えてこう言います。

「ありがたいことに、生まれつき意志の力が弱くても、少しずつ強くなれますよ。
少しずつ長い時間をかけて、だんだんに強くしていけばね。生まれつき、
体力のあまりない人でも、そうやって体力をつけていくようにね。
最初は何も変わらないように思います。そしてだんだんに疑いの心や、怠け心、
あきらめ、投げやりな気持ちが出てきます。それに打ち勝って、ただ黙々と
続けるのです。そうして、もう永久に何も変わらないんじゃないかと思われるころ、
ようやく、以前の自分とは違う自分を発見するような出来事が起こるでしょう。
…」
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これは、どんな人にも簡単にできることではないかもしれません。
でも、こういう自分で決めたことを少しずつ地道にやっていくことで
意志の力が、自分への信頼感(自信)がついたりするのでしょう。
勉強でも、運動でも、ダイエットにしても、きっとそうだと思います。

私は質問された方に、こんな小説のエピソードを紹介しました。
意志の力はついたでしょうか?その後のことはわかりませんけれど。

引用文献:梨木香歩「西の魔女が死んだ」新潮文庫