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不登校

不登校とは

不登校とは、経済的な理由、病気、またいわゆる「怠け」といった理由からではなく、何らかの心理的、身体的、社会的な理由によって、登校しないあるいは登校したくてもできないために長期欠席に至った症状の総称のことです。医学的な疾患名ではありません。なお不登校初期には身体症状が伴いやすく,腹痛,下痢,頭痛,発熱,全身倦怠,嘔吐などがよくみられます。特に朝方に症状を訴えるのですが、昼頃からは元気になり食欲や全身状態も良好であることが多いのです。

不登校になる理由

不登校のきっかけや理由は、いじめ、友人関係でのトラブル、学業上の問題、進学に伴う環境の変化、家庭内の環境変化など実に多様であり、また複雑に絡み合っている場合もあります。時には、本人もはっきりとした理由がわからないまま「なんとなく学校に行けない」「行きたくても行けない」という状態が続くことがあります。そのため、不登校になった理由を追求するのは難しく、そうした原因探しをするよりも「不登校状態にある本人を理解する」ことが大切になってきます。

不登校の子どもがたどる経過

不登校の子どもは、学校に行かなくなった時期から再び学校に行けるようになる時期まで、色々な経過をたどります。

@不調期

朝から元気が無く、身体の不調(腹痛、頭痛、吐き気、だるさなど)を訴えるようになります。また、学校を早退したり欠席したりするようになります。子ども自身は学校に行きたいのに行けない状態なので、本人もどうしたら良いのか分からず、不安感が膨れ上がっている状態かもしれません。

A苦悶期

昼夜逆転の生活になったり、食生活が乱れたり、一日中ボーっとしていたりと、生活のリズムが乱れるようになります。また、ご両親や兄弟などの家族に対して暴力的に振舞ったり、あるいは逆に、一日中自分の部屋に閉じこもり、無気力な状態を見せることもあります。このとき、子ども自身は不安感だけでなく無力感を抱き、意識はしていないものの家族に助けを求めているかもしれません。暴力は「助けてほしい!」「お父さん、お母さんなら何とかしてくれるかもしれない」という思いの表れであることが多いのです。

B休息期

決まった時間に食事を取る、朝きちんと起きられるようになるなど、少しずつ生活のリズムが戻ってきます。それと同時に、家族への暴力や拒否的態度も減り、外出もできるようになります。このとき子どもは、今まで抱いていた不安感や無力感から少しずつ開放され始め、学校や友達、自分の勉強についてなどを気にし始めます。

C回復期

外への関心や学校の友人への関心が強まり、学校に少しずつ行くようになります。始めは保健室登校であったものが、徐々に教室に溶け込めるようにもなります。子ども自身、「登校したら学校や友達はどのように反応するだろうか?」「学校に言ったらどう振舞っていいのか?」などの不安を抱きながら登校しています。ですから、回復期だからといって毎日学校に行けるわけではありません。疲れたら無理をせず学校を休むことが大切です。

以上の経過は一般的なものであり、すべての子どもがこのような経過をたどるわけではありません。しかし、このような経過を知っておくことで、外面から見られる子どもの状態から、その子の内面の状態をうかがい知るのに役立つかもしれません。

家ではどう対応すればいいの?

不登校の子どもは、始めにも記しましたが「学校に行きたくても行けない」「理由は分からないけれど学校に行けない」と言うことで悶々と不安を抱えている場合が多いのです。ですから、「なぜ学校に行かないの?」「学校に行かなくちゃだめじゃない!」と子どもを刺激しても、直接的な解決にはならず、かえって子どもが不安や苛立ちを増大させる危険もあります。

では、どのように対応したら良いのでしょうか。以下にいくつかのポイントを挙げておきます。

子どもを焦らせず不調や学校に行けない状態を理解してあげること。

子どもが家庭内で話しやすい雰囲気を作ること。

子ども本人が決めたことを尊重したり、できたことを誉めてあげるなど、子どもの自信につながるように対応すること。

もちろん、上記以外のも学校と連絡を取り合って子どもの状態を伝えることも大切です。

不登校へのカウンセリング

今対応の仕方を記してきましたが、これを実行するとなるとなかなか難しい場合もあります。例えば、家庭内で話しやすい雰囲気を作っていてもなかなか子どもが口を開かない、親御さん自身が対応の仕方に不安があるなどの場合、頭では分かっていても上記の対応が難しくなります。そこでカウンセリングでは、お子さんが話せない時は遊戯療法といって、カウンセラーと遊びながら子どもの内面を理解しお子さんの不安や苦しみを開放してあげたり、あるいは親御さんが不安を抱えているときには親御さん自身の不安をうかがいながら、お子さんへの対応の仕方を一緒に考えていったりすることもできます。あるいは、家族療法といって親御さんとお子さんに一緒にカウンセリングの場に参加していただき、家族の皆様とカウンセラーとで不登校やそれに関連しそうな問題を一緒に考えていくこともできます。

参考文献
稲村博 1989 登校拒否の克服 続・思春期挫折症候群 新曜社
冨田和巳 1997 不登校克服マニュアル 助けを求める子どもたち 法政出版
藤岡孝志 2005 不登校臨床の心理学 誠信書房

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